『初夏の日差しの中で読む紅葉の日記
おつでございました(笑)』
前回のブログにこんなコメントが入りましたので、
満を持して今回は、
梅雨の時期に湿気まみれの中で読みたい
心が晴れる、桜の花日記をお届けいたします。
横着をして季節がズレズレになっただけ。←
いつもの様に広島から夜に🚙で出発。
ひたすら下道を走り、最初の目的地に到着。
地産地消にこだわる伊万里の名店
『民家レストラン 伊萬里亭』さん
駐車場はレストランのすぐ側にあります。
玄関の雛飾りは3月末まで。
絨毯敷きに木のテーブルと椅子。
縁側の窓から畑が見える、のどかな場所です。
営業はランチのみ。
伊万里牛のステーキが3,300円。
ビーフシチューが2,500円。
ハンバーグ定食が1,300円。
ステーキを食べたいけど3,300円かぁ。。
結局、真ん中のビーフシチューを注文。
松竹梅だと必ず竹を頼む女←
食材は殆どが伊万里産、器も伊万里鍋島焼。
ハンバーグは伊万里牛じゃないらしい。
何気なく置いてあるものもいいね。
優しいお味。甘くて美味しい。
お肉がけっこう沢山入ってました。
デミグラスソース、うんまーっ。
サラダにトマトとかが欲しいなぁ。
器が欲しい〜〜。
追加メニューとかもあるのね。
コーヒーは別料金でした。。残念。
別料金だと追加注文できない貧乏性←
お腹も満たされたところで
窯元巡りでもしましょうかね。
で、秘窯の里 大川内山ってどんな所?
三方を山に囲まれて、
山水画みたいな岩があって、
煉瓦造りの煙突や窯元がある田舎
いえいえ、ちゃんと説明すると、
秘窯の里 大川内山
おおかわちやま
鍋島藩窯跡で国の指定遺跡。
伊万里焼の窯元群と公園がある。
江戸時代に鍋島藩直轄の御用窯が置かれ、
そこで作られた「鍋島」は販売目的ではなく
将軍家への献上品や諸大名への贈答品の
最上級の伊万里焼き『鍋島』が作られていました。
役所は番所を設けて厳しく管理され
伝統や技法を守ったそうです。
要するに鍋島焼きは高級品ってことなのかな?
【伊万里鍋島会館】
先ずは、駐車場の近くの会館に行ってみる。
案内マップをゲット。
(¯―¯💧けっこう広くて登り坂多し。
【鍋島藩窯橋】
駐車場付近の橋。
伊万里焼きで飾られていて、華やか。
どのルートで周るのが正解なのか、
全く分からないまま桜に誘われて
川の方へ降りてみる。
桜が満開だし、
竹林もいい感じ。
けっこう大きな音がするのよね。
【唐臼小屋】からうすごや
藩窯時代より陶石を細かく砕くため
水の力を利用した大型の臼で、
実際に大きな音を立てて動いています。
昭和40年代初めで姿を消したので、
復元されたもの。
ふるさと納税で修繕費を募ったんだね。
令和2年に129万円かけて修繕された模様。
【めおとしの塔】
昔、鍋島藩窯時代から焼き物を叩いて
その音色で選別していた"めおとし"。
その"めおとし"を偲んで作られた塔。
陶工橋を渡るとセンサーで反応して鳴り出すシステム。
【陶工橋】
地面が真っ白(・・?)
ジャリジャリと音がする。これはなに?
これは『ハマ』
焼成時に焼き物がくっつかない様に、
窯の中で焼き物の下に敷いておくもの。
一度つかうと縮んでしまうため捨てられる。
【関所跡】
伊万里鍋島会館に戻って来ました。
大川内山の案内図も立派な陶器製。
メインストリート沿いのお店に入ってみる。
風鈴祭りは、2023年は6/27(土)〜8/31(木)開催。
残念ながら店休日でしたー。
ひゃー、
欲しいものが目白押し。
お求め易いお値段なのよねー。
足元は『ハマ』がびっちり。
古いアパートぽい建物もオシャレな感じに。
「青山窯」
高級窯元の店先に干し椎茸。
3,500円と5,500円(´-ω-`)
ああ、欲しいわぁ
干し椎茸が。←
現実逃避
窯元のお店はメインストリートだけでなく、
この路の両側に小路があって窯元が点在。
道を歩いるだけで楽しめちゃいます。
陶芸館伊万里の隣に東屋があって、
公園ゾーンへ。
【トンバイ橋】
トンバイ(登り窯で使われていた耐火レンガ)
下の小川に降りてみる。
擁壁の陶片がカワイイ。
【天神橋】
小路を曲がりくねった所に川が流れていて
天神橋〈てんじんはし〉に出ました。
しげおって誰でしょう?
天神橋からの眺め。のどか〜〜。
ここに来て階段を登れってか。
公園ゾーンは、さらに高台にあるのでした。
御経石窯跡ってドコよ?
これかなー?
なにか特別なものがあるわけではなかった。
大川内山の街並みを見下ろす。
【ポケットエリア】
坂を登っていくと現れる置物設置ゾーン。
伊万里焼きを使ったオブジェ。
かと思ったら、備前焼って書いてある。
なんでここに備前焼きがあるのよ。
伊万里だと疑わなかった奴←
【大壁画】
一面に描かれた壁画。
拡大すると、やっぱり陶片が敷き詰められている。
【登り窯】
登り窯を再現したもの。
民家にあったプランターにびっくり。
ぐるーっと周って帰って来ました。
大川内藩窯は1871年(明治4年)
廃藩置県によって歴史を閉じました。
鍋島の技法と伝統は有田市赤絵町の
今泉今右衛門家によって復興・継承されているそうです。
結局、私は何も買わずに見ただけで
ホテルに帰ったのでありました。。